IT系の話には、時々
”~言語”
という言葉が出てきます。
Web講座などで少し用語に慣れてきてわかったのですが、
Webページ作成関係の話で出てくるHTMLは、”マークアップ言語”、CSSは”スタイルシート言語”といって、
ブラウザー(Google Chrome や、Firefox)などに見え方を指示するための言語で・・・
ブラウザーが画用紙だとすると、そこに絵を描くための専用の道具のようなイメージの言語なのでした。
一方、宣言や命令で機械やソフトウエアの振る舞いを制御できるものを、
”プログラミング言語”と言うようです。
新聞、雑誌のIT関係記事などで見かけるJava、C#,C++ とかいう、あれのことですね☆
だがしかし。プログラミング言語って、確か・・・
つい(?)30年ぐらい前は、
FORTRANとかCOBOLとかいうものがいませんでしたっけ💦
最近すっかり名前を聞かなくなりましたが、まだ生きているのでしょうか?
という疑問がわいたので、調べてみました。
まず、オランダのTIOBE Softwareという会社が独自基準で選定してモニターしている、世界の270余り(2021年4/13閲覧時)のプログラミング言語の人気ランキングを見ますと・・・
TIOBE Index for April 2021
1位:C
1972年に開発され、プログラミング言語の祖と呼ばれている言語
2位:Java
1996年サン・マイクロシステムズ社により発表されたもの。汎用性高く、人気の言語
3位:Python
1991年にオランダ人のグイド・ヴァンロッサム氏によって開発された言語。AI関連盛り上がりなどで近年人気上昇中。
4位:C++
1983年にC言語の拡張として開発され、C言語の弟と呼ばれる言語
5位:C#
2000年にマイクロソフト社により発表された「C++」と「Java」の便利なところなどが取り入れられている言語(※Cがついているが、C言語、C++とは別言語で、これらとの互換性は無い)
となっており、20位までどんどん見ていくも、FORTRANもCOBOLも現れず。
さすがに消えたのかな?と思ったものの、上位30位以内には登場していました。
さて、名前は聞いたことがあるものの、いずれも新聞、雑誌などで名前を目にする程度だった上に、生活に関係なさ過ぎてどういうものか知りませんでした。
せっかくなので、確認
FORTRAN (Formula Translator):
1954年から開発がはじめられた史上初の人間に近い言語。
スーパーコンピュータ他、科学技術計算で、現役活躍中。
COBOL(Common Business Oriented Language):
1959年に事務計算言語として米国で開発された言語。
米国では政府機関や自治体のシステムで使われており、
日本でも国税システムや、金融系企業などで現役活躍中。
なのだそうで。どちらも開発から60年超えてますね💦
Web系など新しい分野での開発にはあまり登場しないので、政府系、金融系システムでの保守や拡張、リニューアルなどのシーンでの登場が多いようです。
私が生まれる前からあったプログラミング言語、FORTRANやCOBOL。
消えているどころかまだまだ現役で、
実は自分も知らないうちに、金融システムや、国の行政システムなどを通じてお世話になっていたのでした。
参照したサイトはこちらです☆
TIOBE Index for April 2021
https://www.tiobe.com/tiobe-index
TIOBE Programming Community Index Definition
https://www.tiobe.com/tiobe-index/programming-languages-definition