久しぶりに映画見ました「にしきたショパン」

コロナウイルスまん延はまだ収まりそうになく、延緊急事態宣言再びか?という状況、ではありましたが

先日、10数年ぶりぐらいに・・・

自宅以外で映画を見ました!

音楽好きの知人が見つけたという上映会で、

平日で、もともとあまり混雑しそうにない場所にあるホールでの開催だったため、わりと気軽に乗ってしまいまして。

知人からのちょっとした前情報では、なんでも関西ゆかりの作品だとか・・・

映画鑑賞そのものが久しぶりで、より新鮮味を感じるため(?)それ以上の予備知識なしで行きました。

題名にある”にしきた”といえば、神戸、大阪近辺の方々は、「西宮北口」という阪急沿線の主要駅を思い浮かべるハズ。

いまや大型ショッピングモールや劇場などが隣接する便利できれいな駅となって久しいですが、

1995年の阪神淡路大震災当時に神戸ー大阪間を通勤されていた方は、倒壊した建物も多い中、代替輸送用バスを待つ人々の長蛇の列を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

題名だけあって、冒頭部分から関西弁が。

まずは高校生の男の子と女の子がいて、ピアノを弾いているシーンから。
若干神戸風味(主観ですが・・・)の関西弁が親しみ深すぎて、なんかハズかしいぐらいですが、

それも束の間のことで、あとはすっかり内容に引き込まれまして・・・

題名を検索するとあらすじやネタバレが山ほど出てくるのですが、ちょっとだけ触れると(`・ω・´)・・・

スタイルは違えども真剣にピアノと向き合い切磋琢磨する高校生2人が、

それぞれの厳しい境遇や、心の葛藤を引き起こす出来事によって、苦悩しながら成長する物語です。

シリアスな場面が多いのですが、救いのごとく関西ノリのユーモアもあり、高校生らしいちょっと胸キュンなシーンも・・・無くはないです💦

ピアノや音楽的なこと以外にも、作品テーマの中には、阪神淡路大震災の記憶を語り継ぐという部分もありまして。

管理人も阪神淡路大震災を経験しましたが、映画のごとく激しいものではないものの、一夜にして変わってしまったいろいろなことに関する戸惑いや苛立ちや悲しみ、一方、人のつながりと助け合いの有難みなども経験しているため、

震災によって、突然いろいろなことが変わってしまった理不尽さに対する主人公の気持ちなどには共感できる部分もあったので・・・

震災、水害など、大規模災害の特別な記憶を持つ人々にはひときわぐっとくる内容なんではないかと。

プロデューサーは近藤修平氏、脚本・編集・監督は竹本祥乃さんで、制作にあたっては、2019年にMOTION GALLERYというクラウドファンディングサイトで資金を募ったりもされていたようです。

監督は男性かと勝手に思っていたのですが、とてもパワフルな感じの女性でした。

上映後にミニコンサートがあり、その後主催者、監督、出演者の方が出てきて挨拶されるというシーンがありまして・・・

監督いわく、制作にあたっては、演奏や演技のプロの方だけではなく、地元の学校、施設、その他一般の方々など多彩な方々の協力により完成したため、「エンドロールがエンドレスロールになってしまった」のだとか。

パンフレットや主催者の方の説明から知ったのですが、この作品、アントワープ国際映画祭審査員賞や、ミラノ国際映画祭外国語映画部門での長編最優秀作品賞他、国内外でいろいろな賞を受賞されているようです。

あの”ニシキタ”が世界にっ!ということで、いまや、なんだか勝手に誇らしく思ってます☆

「にしきたショパン」公式Webサイトはこちら↓↓↓
 別ウインドウで開く☆ https://office-hassel.com/n-chopin/

家のテレビ画面などで見ていると、宅配便さん来た~、猫が暴れ気味~、あー、なんか散らかってる~、雨降ってきた~(洗濯物!)などなど、途中でなにかしら中断するネタが発生しがちですし、第一、映画を落ち着いて見ようという気にすらなりにくいのですが。

当日は、久しぶりに大きなスクリーンで、どっぷり映画のストーリーに浸ったのでした。