更年期の不調をなだめつつではありますが、日々マイペースに生活しておりますと、あれ?こういうことって前にもあったなと。
20年近く前、半年ほど短期アルバイトしつつ、興味の向くまま、本を読んだり調べものをしたりして暮らしていた時期が。
そういえば、最初にお勤めした会社を退職した頃だっけー、と。
辞めた頃の状況はこんなかんじだったかと。
30歳を過ぎると途端に社内のパーティーにも呼ばれなくなり、社会人一年生から14年あまり経って、ひとつの役割が終わったのを感じつつも・・・
社内では10年どころでは辞めない女性社員も増えてきて、
先輩諸姉の中には課長を勤める方も出てき始め、女性社員の新しい役割というものも、生まれつつありました。
しかしながら、管理人がお勤めしていた会社、女性は一般職のみの採用だったため、特にマネージメントに関する知識、経験を積んでいるわけではない中での管理職入りは、なかなか容易ではなく
管理職になるような先輩は、戦闘感を漂わせつつ、たばこも吸ったりして、宴会、残業も辞さず、ひたすら強気で、
なぜか管理職に任命されるとスカートではなくスラックスをはいておられたようなイメージが・・・
今思えば、リーダー教育は男性だけが該当といった風潮で、マネージメント経験もされていない中、マネージャーとしての存在感を確立していくのは大変だったかと思います。
そんな中、私はというと、
入社当初の研修や、一部の上司などに言われた「うちは女子は高卒か短大卒しか採用しません。女子の4年制大学卒は会社にとっては、正直元がとれないですから・・・」「この会社に入って、おいしいお茶が淹れられるようになったと褒められるようになれば十分」などという言葉を・・・
まるまる信じ続けていたわけでもなかったものの、需要はそこにあるんだろうなと解釈してしまってから10数年、なんとなく勝手にあきらめていた部分もあり、
女性にも資格試験を受けさせてほしい、などという先進的な!?同僚さんに刺激を受けて、たまに張り切ったりしていたものの、とても中途半端な感じでした。
スカートからスラックスに変えて、戦闘力アップした感じの女性管理職(筆者の偏見ですが💦)は、かっこいいし、ちょっとあこがれるけど、なんだか辛そうだし・・・
かといって、どうなりたいという方向性も見えず、ただただ日々の業務に追われておりました。
そうしている間にも、阪神淡路大震災や、バブル崩壊後のジリ貧スパイラルも極まり、わが職場はさらなる業績不振に💦
当然の流れかもですが、当時の管理職には死に物狂いで数字を上げろというプレッシャーがかかり、
そうなると・・・もはやふわっとした女子社員の需要、完全ゼロに!?
そこからは電話営業や、キャンペーンと称した人海戦術に駆り出され・・・
営業担当の責任者に「(わかってると思うけど)今は、満漢全席(中華料理の豪華フルコース)を食べて帰るお客様に、さらに豚まんを食べていただくという営業をしなければならないんだよね・・・(だから、君たちもさらに気合入れろ~っ)」
と言われるも、どうも気持ちがついていかず・・・
とある日、あと1件獲得しないと、当日の我が所属班のノルマが未達というところで、その日最終のお客様を取り逃がし!?てしまい、上役の営業担当さんに激怒された瞬間に・・・
あ・・・辞めよう💦
と思ってしまいまして。
それ以前にも、いくらでもイヤなことはあったはずですが、なぜかあっさりそう思ってしまったのは、そういうタイミングだったのでしょう。
更年期ほどではないですが、体にもいろいろ不調が出ていましたし(泣
今考えれば、年齢的に、ここでも女性ホルモンの変調が関係してストレス耐性が低くなっていたことも影響していたのかも?しれません。
とはいえ、実家の家計が大変だった時代には貴重な収入源を得るため、とてもお世話になった会社なので、一応ノルマ途中の離脱は避けて組織再編成の波まで待ちましたが💦
辞めるにあたっては、当時、
”派遣社員で、時間単位の収入を得ながら、興味のあることの学習や、休息などの時間をしっかり確保するという新しい生き方!”
などといった風潮に乗っかってみたいなと思ってしまっていたので、
すぐにフルタイムの職探しをするつもりはなく、
当時、遅ればせながらも結婚して、少な目とはいえオットの収入をシェアできる状態だったこともあり、
単発派遣に行ったりしながら数カ月は今と似たような生活をしておりました。
ところが。
当時はまだ住まいや貯金が、今よりもさらに心もとない状況だったことや、30代半ばで既にOL賞味期限切れてる説もささやかれる時代、単発派遣が思ったほどなかったことで、すぐに焦り感が出てしまい・・・
半年ほど経ったある日、知人経由でフルタイムのアルバイト(前職)を紹介された際には、二つ返事で行くことに決めたのでした。
結局3年ほど後に会社が、造船バブルも手伝って業容拡大するとともに人手不足となり、それを機に正社員化、
そしてさらに13年ほど働いた後、諸般の事情でいろいろ力尽きたこともあり、今回のセミリタイアとなるわけなのですが。
ともあれ、なんだか初めてではない感じがしていたというのは、そういう流れだったからなんですね。と思ったのでした。