急激なドル高-円安、20年ぶりに、ついに1ドル=126円台をうかがう世界に入ってきました。
そんな中での先日2022年4月13日。
引き出しの片づけをしていると、出てきたんですよ♡
2002年に旅行に行った時に使いきれず残った米ドル札11枚、61ドルぶん!
なんと、にじゅうねんまえっ!!!
これぐらいなら、次に旅行へ行った時にまた使うかも?と、帰国後に空港で両替をしなかったわけなのですよね。
その頃はまだ、アメリカや、東南アジアなどでも到着直後に現地空港でちょっとしたお菓子を買ったりする程度の少額のお買い物は、ドル紙幣が使いやすかったりすることもあった時代なので・・・
その後も、まあ、使う機会があるかも?という感覚で、とりあえず置いておいた気がします。
一緒にしまわれていた伝票から推測するに、
2002年に@119.50円/ドルというレートで出国前に円からドルに両替していたもののようです。
しかし結局この20年間、ドル紙幣を使うような出来事などは無く、
旅行当時は今と同じドル高-円安傾向だったものが、その後はすぐにドル安-円高傾向になり、10年ほど経った2012年頃には、ドル-円レートは超円高、70円台/1ドルにも至るほどに。
「1ドルにつき119.5円払って替えてもらった米ドル札が、日本円に戻す時には1ドルにつき100円以下にしかならない💦」といった状態が続き、次第に引き出しの奥へ・・・
そのうちすっかり持っていることを忘れていたという顛末だったのでした。
しかし、ですよ。
今は、再びドル高-円安になってるではないですかぁっ!
この61ドル、もしかすると、2002年のドルに両替した時よりお得に両替できるのかも?となれば、両替、今でしょっ、という心の声が。
久しぶりの外貨の現金両替、行ってみようっ!と、思い立ったものの、一つ心配事が。
20年前のお札、替えてくれるのかな?
Webで調べたところ、古いドル札は両替できないことがあるとのこと。
ただ、ルールは取り扱い銀行や両替ショップなどによって多少違うとのことで。
銀行の両替窓口で20年物をトライして(いるんですね、同じような方が💦)ダメだった方の体験談なんかも出てきます。
アメリカ本国では、法律上古くてもずっと使えるとになっているようなのですが、国外ではそういう話でもなさそうで💦
ということは、増えるどころか、単なる紙切れになってるかもしれないのかっ!?と、途端にワナワナしだした管理人。
取り扱いに慣れていそうなショップだと、多少寛容なのでは?と思い、行ってまいりました。
”三菱UFJ銀行ワールドカレンシーショップ”
https://www.tokyo-card.co.jp/wcs/
(※2022年以降、混雑による営業時間の変更が随時行われ、
2024年2月1日から、両替金額にかかわらず身分証明の提示が必要となる等、手続き方法の変更も行われています。)
三菱UFJ銀行系列の両替専門ショップです。
同銀行の外貨専門コーナーでの16通貨を上回る、21通貨の両替を行っているというこちらの外貨両替ショップを求めて、神戸/元町へ。
2002年当時は、すでに一般の銀行に近くなっていたものの、
東京三菱銀行(三菱UFJ銀行になる前)の外国為替部門は、”ちょっとめずらしい通貨も扱う専門性の高い銀行窓口“などというイメージで、お堅い雰囲気もあって、なんとなく敷居が高かったものですが・・・
こちらは系列の別会社というのもあってか、なかなかポップな雰囲気の店舗となっていました。
とはいえ、国外の通貨を扱う窓口、緊張感は国際仕様でして。
防犯対策ばっちりそうな透明な仕切りでガードされた窓口では、現金受け渡しは、”手元で回転するお皿”で行われます。
「あのう、古いドル札を日本円に変えたいんですけど・・・」
と、若干不安げにお札を出したところ、あっさり、「かしこまりました」と。
一応、後ろに控えておられる専門スタッフ(?)のチェックが必要とのことで、
若干ドキドキしましたが、ほぼ一瞬でチェックも終わり、
シミだらけの1ドル札2枚以外は両替できるとのことでした。
まあ、いかにも汚れた感じの紙幣だったので、やむなしという感じでしたが、
「最近お札チェックがさらに厳しくなってきてまして、申し訳ございません💦」とのことでした。
とはいえ、管理人は20ドル札がセーフだったので、結構満足感はありました。換算レートは・・・
122.62円。え? FXのサイトでは今日のレート(11時頃)は125円以上だったよね💦
ということで、1ドルにつき、3円のレートの差があったのでした。
しかし考えてみれば、手数料が別途取られるわけではないので、このレート値幅が手数料代わりなのですよね。
というわけで、20年の時を超えて発見された紙幣ですが・・・
2002年 8月21日 レート119.5 ×61ドル = 7,289円 でゲットしたドル紙幣
2022年 4月13日 レート122.62 ×61ドル= 7,479円
ではなく💦 2ドル交換できなかったので・・・
2022年 4月13日 レート122.62 ×59ドル= 7,234円になりました☆
電車代は・・・考慮してません
外貨投資や電子送金の環境は、近年どんどんお手軽な方向に進化している中、管理人、改めて紙のお札の重さを感じたのでした。
まとめ:
・20年以上前のドル札とはいえ、銀行の外国為替窓口や両替所、金券ショップ、ヤフーオークションや、メルカリなどのオークションやフリーマーケットサイトで日本円化できる可能性はある。
(ただし、手数料、受け入れ可能なお札の世代、適用レート、取り扱い枚数制限、古いお札両替にかかる特別上乗せ手数料の有無などは各所ルールによる)
・アメリカ合衆国製版印刷局によると、
紙幣は、アメリカ国内では法律上、法定通貨/legal tenderとして、たとえ1862年発行のものだったとしても、ずっと同じ価値で使える、ことになっている。
出典:
BUREAU OF ENGRAVING AND PRINTINGU.S. Department of the Treasury : https://www.moneyfactory.gov/uscurrency.html