管理人は特に本好き!というわけではないものの、時々紙媒体の本も楽しみます。
社会人になってからは、”xx0万部突破!”などといった帯のついた軽めのものがほとんどですが、
基本的にはいつでも読み返せるよう、所有したい派なので、オンライン含め本屋さんにはお世話になっています。(実際は流行のお題が多いため、読み返す率は低いですが💦)
ですので、
ふと立ち寄った書店で衝動的にジャケ買いならぬ装訂買い!?することもあるわけなのですが・・・
先日、長年の知り合い、Bさん(仮名w/ 60台後半・男性)との雑談で、
「効率化最強っ!みたいな風潮ありますけどぉ、働き者イメージ代表のアリですら、少数精鋭で2割ぐらいのめっちゃ働くアリばっかり集めたら、その中でサボるヤツが出てくるらしいじゃないですか~っ!」
「そうそう!そうなんだってね。昔そういう本あったよね~(笑 」などというやりとりがあったときのこと。
管理人ふと思ったのですよ。この本まだあるのかな?と。
”働かないアリに意義がある ”
2010年版の出版当時、管理人が手に取るレベルのベストセラーだった、一般向け科学モノです。
アリの挙動を観察して得られた、アリの働きぶりと環境との関係についての発見について書かれたこちらの本、サボッてるアリを全面に押し出した雰囲気の装訂が、なかなかの親しみやすさで、
働き者代表なのにサボってるヤツらがいる話という面白そうな話題だったのもあって、印象に残っていた一冊だったのでした。
まだ読まれているのかな?と思い、
読書メーター(https://bookmeter.com/ )で調べてみましたところ、
さすがにそれなりに人気の本らしく、ネタバレ含む感想・レビューの欄には600件超えのコメントがあり、
古いコメントばかりというわけでもなく、2022年にもいくつか新コメントが生まれています。
まだ新品出てるの?と、※Webの本屋さんなどでも確認してみたところ
(※・ハイブリッド総合書店“honto” → https://honto.jp/
・日本最大の図書館蔵書検索サイト“カーリル” → https://calil.jp/ )
2010年、2016年に次いで、2021年にも出版されておりました。
”長谷川 英祐 氏 著
働かないアリに意義がある ” の紙媒体の出版状況
発売日:2010/12/1
出版社:メディアファクトリー
レーベル:メディアファクトリー新書
(2012年には、メディアファクトリーから同名のコミックエッセイも出ています)
発売日: 2016/6/1
出版社: KADOKAWA
レーベル: 中経の文庫
発売日: 2021/8/30
出版社 : 山と渓谷社
レーベル: ヤマケイ文庫
5~6年毎に、別の出版社から出てますね。さすがにそれぞれの装訂の雰囲気はぜんぜん違ってまして、最新バージョンでは、デカいアリはいなくなっている模様💦
以前の出版社の中古本も、アマゾンなどでお手頃価格になりつつもまだまだ出回っているようですし、
最新、2021年に山と渓谷社から復刊文庫化されたバージョンは、Youtubeなどでおなじみの”ひろゆき氏”の推薦コメント付きの帯なども効いているのか!?アマゾンでもコメントが多数。
アリの話は、※”一粒で2度”、ではなく、3度おいしかったようだったのでした。
※アーモンドグリコのキャッチフレーズは「一粒で2度おいしい」です!
印税システムはどうなっているのでしょうかね~w
こちらの作品、一般向けではありますが、研究者の方が著した本なので、なぜそういう行動になるかを紐解くために、”反応閾値”などという言葉も登場します。
反応のしやすさを表すための言葉で、とある反応をするに至る刺激の量を数値化したもので、高いと鈍感、低いと敏感ということになります。
もしかしたら、高校あたりの教科書で登場してきていたのかもしれないですが、全く記憶にひっかかっていなかった上に、管理人の生活からは縁遠かった用語のため、なかなか新鮮だったのでした。
なんでも、
とある基準超えたっ💦と感じて、行動を起こすレベルのことで、
例えば部屋の散らかり具合にうんざりして片づけ始めるレベルというのがあったとして、
うんざり感に堪えられなくなる閾値が、自分の場合1、同居人は1.5だったりすると、
レベル1程度に散らかっている部屋を見て、自分が、「あ、これさすがに散らかりすぎ、片付けなきゃ~」と思い、ぷんぷんしながら片付け始めるも、レベル1.5まで散らからないと反応しない同居人はなにも感じず、「いや、それぐらいえーやろ~」と・・・
いう類の用語だったのでした。
(↑Webで発見した著者の過去のインタビュー記事をもとに例えているだけなので、ストーリーはフィクションです(;’∀’) )
もともとお仕事や研究などで何らかの計測などをされる方は普通に使われていたこちらの用語、
Webの解説を紐解くに、最近では、一般会話でもかなり広い意味で
「あの人怒りの閾値が低いよね=すぐ怒るよね」
「ストレス閾値が低めです=ストレスに弱いんです」
のように使われたりすることもあるという説もお見掛けしましたが・・・
こういった、ちょっとした専門用語は、売れる本に乗っかって、いくぶん一般化していったりすることもあるのかも!?しれません。