はっと気づけば2025年も2か月目。
ここ数年じわじわ来ていた感のある物価上昇ではありますが、今年に入ってさらに食品の値上がりがえげつない(=関西弁で、”度を越えている”)気がしているのは私だけでしょうか!?
このところ、ここ10年ほど慣れ親しんできた自分基準価格の1.5倍ぐらいで考えないと、買い物の度にワナワナするので、いろいろと心の枠組み見直し中です(;’∀’)
為替状況を振り返っても、2000年代に入って以来20年あまり、円/ドル100円~120円あたりに収まっていたところ、
2022年の後半からググっと円安が進み、今や160円~150円/ドルをうろうろしているこの頃なので、
カロリーベースの食料自給率が40%弱、輸入頼みのわが国の食品の値段が上がらないわけはないのでしょうが・・・
年間消費量約700万トンほどと言われるお米、単体では自給率100パーセント近くのハズのお米が!
昨年末はスーパーの棚に無いとか!
最近やっと戻ってきた(お帰りなさい~)と思ったら値段が1.5~倍になってたとか!
・・・どういうことなんでしょうかぁっ💦
といったところで、最近、関係者(スーパーなどに米を卸している業者さん)に聞いてみたのですが、年初からすでに米が調達しづらくなっており、手に入るものも、調達金額が高速で跳ね上がっていっているため、値段が決めづらいとのこと。
Web記事などを漁ってみるに、
日経新聞報道などでは収穫量と流通量から推計するに、少なくとも17万トン(他メディアでは21万トンとする記事もあり)の米が行方不明など、センセーショナルな記事が。
(内11万トン程度は、買い占め民の家にあるのではないか?という説もありますが!?)
農水省さんも把握できておらず今調査中とのことです。
だからと言って、年間消費量の2.4パーセントほど行方不明になる過程で、値段がこんなに変動するものなのでしょうか~(汗
国家的に見れば、人口減、高齢化などで減り続けている消費量(毎年10万トン/年程度減ると想定されている。)や、輸出(2024年/4万280トン)、輸入(国際的お約束をしている最低量・77万トン)の価格や国際関係への配慮などを加味した方向で、生産量をコントロールしようとしているようですが、
なにせ生ものみたいなものですし、作況(豊作/不作)の変化とか、流通形態の変化とか、扱い業者の心理動向とか、いろいろと想定外のこともあるのでしょう。
海外旅行者のインバウンド需要が推定5万トンぐらいは増えたのではないか?ですとか。
いやいや、とはいえ、
2024年は前年に続き酷暑だったものの、生産効率は上がっていたようで、(農業技術の進化!?)作況は101と、ほぼ計画通り+ほんのり多めで生産できたとされているので、やはり流通過程でなにかが起こっているのかと。
今年に入ってからは、価格高騰対策として遅ればせながら(?)政府備蓄米も放出しようかということになってきているようですが、効果はいかに・・・
今回とは違う背景なるも、1993年の米不足パニックをリアルタイムで目撃した管理人、そこから今までスーパーの棚から米が消えなかったことには感謝しつつ、
とはいえ早く状況解明されて、流通バランスが改善して、価格が落ち着いてほしいものだと思いつつ、
今日もスーパーの米の棚を見ながら、なんだかもやもやしております。
今回参照した令和の米騒動関連記事 :
日本経済新聞 マーケットニュース
2025年1月31日 10:00 [会員限定記事]
「消えたコメ」茶わん26億杯分 在庫分散、国も把握できず https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB28AKQ0Y5A120C2000000/
農林水産省Webページ
〇日本の食料自給率
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html
〇農業生産に関する統計(2)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/06.html