いつの間にかいろいろクラウド頼みになっていた生活での、アマゾンの存在感がすごかった!?

  • 2023年9月10日
  • 2023年9月10日
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アマゾン=お買い物・・・だけではなかった

アマゾン(米国株ティッカーコード: AMZN)といえば、管理人もお買い物でなにかとお世話になっておりますが、

同社はAWS(Amazon Web Service)という名前の、各種クラウドサービスを提供する企業でもあるのだとか・・・

同社Webページにて公開されている2022年度分の決算報告によれば、

売り上げ
North America segment sales $315.9 billion
International segment sales $118.0 billion
AWS segment sales $80.1 billion

からの・・・

営業利益/損失
North America segment operating loss was $2.8 billion
International segment operating loss was $7.7 billion
AWS segment operating income was $22.8 billion,

となっていて、売り上げは、お買い物等のメイン事業より少ないものの、利益率はとても高いようで・・・

なんと、この年度に関して言うと、(過去にもそういう年は数回あったようです)AWSの利益がメインのお買い物事業の損を補っている状態です。

ということで、「へ~~っ、そうなんだ!」と思ったものの、なんだかイメージが湧きづらかったので、調べてみました。

なにかとクラウド、クラウドって言うけど・・・何者?

Wikipediaを参照するに:
クラウドコンピューティング(英: cloud computing)略してクラウドは、インターネットなどのコンピュータネットワークを経由して、コンピュータ資源をサービスの形で提供する利用形態である。”

参照サイト:Wikipedia : クラウドhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0#cite_note-1

ということで、今ではクラウドコンピューティングといった利用形態を指す語になっているようですが・・・

、このようなサービスが無かったころ、いろいろなコンピューターがインターネットでつながれた領域を、雲のイメージでクラウドと表現していた時代があり、

次第に、コンピューティング技術を使っていろいろなIT資源やサービスをインターネットでつながれた領域を介して共同利用できたらな~、という世界観が生まれ、

徐々に機能が進化してクラウドコンピューティングという利用形態が確立されたという経緯なのだとか。

管理人、クラウドによるデータ共有などという考え方は、始めはなんかの魔法なのか?と思う非日常感でしたが、

自分のパソコンにインストールしていないのに使えてしまうWebアプリや、自分のパソコンに取り込まずしてメールが見られるWebメールWeb上のファイル置き場でファイルのやり取りしたりと、今となっては管理人含め多くの人が何らかのサービス無意識に使っていたりしています。

下地の部分だけの提供も!?

日頃お世話になっているWebアプリなどがサクサク動くために、裏方さんとして、その土台部分の仕組みがあるわけですが、

それぞれのクラウドの機能は別々に、またはセットで販売されることもあるそうで・・・

例えば

個人レベルだと日常でよく関わるサービスといえば、せいぜいどこかの会社が作った出来合いのWebアプリ機能を活用するぐらいのことが多いですが・・・

会社レベルとなると、高性能サーバーを本社事務所に置いて、大規模なデータ管理システムを入れてます!というような大企業さんなど、使いこなし人材が豊富な場合

アマゾンなどがクラウドで提供するインフラと呼ばれる基盤部分にあたるシステム(仮想サーバー)を使うこともあるのだそうです。

この機能を使うと、

仮想、とはいえ、通信回線を通して自分のオフィスにサーバーを設えて計算処理してもらっているような状態になるので、

自社で障害対応や部品調達などのお世話をしなくてはならないマシンを置かなくても大がかりなシステムが運用できることになり、

管理人がお世話になっているレンタルサーバーのような、他人のサーバー内での間借り感覚ではなくサーバー丸ごと所有している感じのカスタマイズの自由さがあって・・・

サーバーを24時間体制で管理している技術者さんの、機器トラブルのアラームで夜中に起こされる回数が減ってうれしい、などという記事もお見かけします。

大企業や自治体×クラウド!?

今や富士通、JCB、東京海上日動などの有名企業、一部自治体など、いろいろな団体が、アマゾンやグーグルが提供する何らかのクラウドサービスを活用しておりまして、

さらにマイナカードで話題の(!?)デジタル庁による2025年度末までにすべての自治体が移行することを目指すガバメントクラウド(国が用意するクラウド環境)」の準備として、

昨年2022年には先行事業として検証作業を行うため選定された8自治体の一つ

(※ デジタル庁Webページ サイト内検索 :ガバメントクラウド 先行事業の採択結果について (市町村の基幹業務システム)より)

神戸市にてアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の仮想サーバー上に一部のシステムを移行することによる、動作やコストの検証が行われたり・・・

2023年も、さらに公募により選定された早期導入自治体などでいろいろな検証が行われています。

基盤部分となる部分についてのデジタル庁選定によるサービス事業者は、2022年10月3日現在、マイクロソフト、オラクル、アマゾン、グーグルのウエブサービスとなっているため、

管理人、一瞬・・・

「国内の基盤サービスじゃぁ・・・だめなんですかっ!?」と思ったものの、

デジタル庁に求められる技術、安全面の要件すべて満たすクラウド基盤サービスとなると、アマゾンやグーグルのような、メガクラウドと呼ばれる事業者以外にはハードルが高かったようです・・・💦

ともあれ、導入企業さん、自治体さんがうまく使いこなしてコスト削減できたら、ユーザー(消費者や、住民としてのワタシ達)のお財布によりやさしいお値段とか、利便性の高い行政サービスにつながるかも・・・

といったことから、なにかと時代はクラウド!?なわけです。

さすがに世界シェアはアマゾン含むあの会社たち

そんなこんなで世界的に成長し続けているこういったサービス。

総務省のレポートによりますと、今や※世界のパブリッククラウドサービス市場は、2021年上期は上位5社(Microsoft、Amazon、IBM、Salesforce、Google)が全体の48.1%を占めており、寡占化が進んでいる

(※参照記事:総務省サイト:政策 > 白書 > 令和4年版 > クラウドサービス市場の動向
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nd236800.html

とされ、そんな中、

シンガポールCanalys社調査等によると、アマゾンは、基礎部分を担うインフラとしてのクラウドサービス(IaaS)では、2022年第4四半期で他社の猛追を受けつつも、32%と世界シェア第一位をキープしています。

アマゾン・・・。クラウドの基盤システムの世界王者だったのですね(`・ω・´)

感想:気づけばクラウドサービス

そういえば、ウインドウズ系のパソコンを買うともれなく勧められるMicrosoftさん提供のファイル共有サービスや、グーグルのカレンダー共有・・・

さらに、我がサイトもグーグルさんに閲覧状況の分析をお願いしているのも、クラウドサービスの一種

と、大げさに言っておりますが、

登録すると自動で閲覧状況の分析レポートがサクサク作成されるというGoogle analyticsというサービスの無料版に自分のサイトを登録している、という話なだけですw

このたびAWSってなに?と気になって、アマゾン=クラウドサービスの会社ということについて調べてみたわけですが、

管理人、既に思った以上にお世話になっておりました。

近頃は”クラウド依存”なる言葉も出るレベルで活用されているクラウド。

今やそれを支えてる通信回線も含め、電気、ガス、水道並みに大事な技術なんではないかしら、と改めて思うのでした。