気が付けばWebページ作りのハードルが下がりまくっていた

  • 2024年2月8日
  • 2024年2月22日
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ITの民主化!? 

細々ながらWebサイト、ブログ運営を始めてはや約3年半、
それなりにWebフレンドリー度が高まり、最近は所属合唱団のWeb担ボランティアを買って出るまでになった管理人です(`・ω・´)

2020年にWebデザインの講座を受講した際、

IT技術が特別な知識を持った人たちだけのものから、広く一般の人々に活用されるようになるトレンドを表現する「ITの民主化」「デジタルの民主化」という言葉を始めて知ったわけですが、

自分の体験を振り返るに、Webサイト作りのハードルも、もれなく下がってきていることを改めて実感しています。

1990~2000年代の初め頃 – 個人ホームページ作りであっさり挫折

まずはタイムマシンに乗りまして・・・

ワタクシ、若かりし頃にホームページ作成チャレンジで挫折しております。

ざっくり20年以上前ですね。(遠い目)

今は個人サイトや会社紹介サイトの他お買い物サイト、まとめサイト、地域情報サイト、イベントサイト・・・などWeb上にいろいろある様々な種類のページが見られるサイトをまとめてWebサイトと言うことが増えつつありますが、

当時は個人ページやお店、会社紹介ページなどといったものが主流で、それらを“ホームページ”と呼んでいまして、個人ページがちょっとしたブームになったりもしていました。

YoutubeやAmazon普及前の世界なので、情報源といえば、(Amazonではなく)本屋さんで買った技術書や雑誌です。

今のようなおしゃれデザインのテンプレートを備えた作成ツールなども無く、個人運営のホームページといえば、まだまだ文字と写真、単純な長方形の枠やボタンが並んでいるタイプのものが多かった時代。

最近あまりお見かけしませんが、当時はよく、“ようこそいらっしゃいました、あなたは○○人目のお客様です!”といった”来訪者数カウンター”なども設置されていたりして、ちょっとテンションは高めな感じでもありました。

今どきは個人のものであってもブログやWebサイトをいろいろな形で収益化ツールとして活用していることもあってか、話題性や、読みやすさなどを考慮した文章を心掛けているページが多いですが、

当時は、Webライティング技法とか、そういうものもまだ共有されていないということもあってか、とにかく自分の言いたいことを言わせてくれという感じのページが多かった印象です。

そんな中、管理人もブームに乗っかろうと、

家電量販店で、スペック知識が無いまま予算とメーカー名のみで購入を決めたパソコンの、使いこなしすら怪しい状態だったにもかかわらず

仕事と家事の合間にサクッと無料でホームページ運営だぁ~♪というノリで、「簡単、無料でできるホームページ!」などという本を買ってきまして(←今から思えば、ここからして無謀だったのかも)読み始めてみたものの、いきなりわからないことが続出

今どきYoutubeなどに上がっているような解説動画などがあるわけでもない当時、

お仕事や研究などを通じてWeb上のデータの取り扱い心得がありそうな知り合いもいなかったこともあり、たちまち迷子になった後、

「個人ホームページを作るプロジェクト」はあっさり挫折したのでした。

(どうも簡単、というのは、ある程度基礎知識がある人にとっての簡単、だったようです。)

2020年頃 – 初めての個人Webサイトでおしゃれ感を出すむずかしさを知る

2019年にお勤め生活を終了した更年期真っ盛りの管理人。

周りの若者のITツール使いこなしっぷりに圧倒され、すっかり置いて行かれた感満載だったため・・・

体力的にはグダグダでしたが、せっかく時間ができたので、

退職する5年ほど前に、時間ができたら行こうとめぼしをつけていた!?自宅から徒歩圏内のショッピングモールにあったはずのプログラミング教室へ行こうとしたところ・・・

いつのまにか撤退していたため💦

電車に揺られて、市街地にあるWeb検索でお見かけした大手の総合スクールへ。

そこでたどり着いたのが”本格プログラミング講座の学習内容と金額のハードルにビビッている管理人にもやさしそうな入口“として紹介されたWebデザイン系の講座セット・教科書代込み、約40万円(;’∀’)。

まずはITリテラシー向上系の講座、次に画像処理ソフト系の講座という具合に、周辺から入りまして、中盤からは、デザインの仕様を指定するのに使うHTMLやCSS、JscriptといったWeb言語の、基本的な記述方法を学び・・・

世間でお見かけするようなおしゃれページではありませんが、なんとか簡単なWebページを作成することができるように♡

その後は、

即その業界で修行したかったわけではなかったため、その後の就職対策指導や、ポートフォリオと称する就活用作品見本作り指導の追加コース等は受講せず、卒業宣言!(大手スクールのためか、どこまでもスキルアップを追い求める追加コースが用意されています)した後、

こちらのホームページ運営を始めることとなったのでした。

若かりし頃ホームページ作成に挫折した管理人、ページ開設できた満足感はありつつも、

舞台裏を知ってしまったため!?今風のあか抜けたデザインを自力で思いついて実現するレベルまでの”とてつもない遠さ”にも気づいてしまい、どうしたものかと思っておりましたが、

あたりを見回すと、気づいたのですよ。

特にデザインスクールなどで周辺知識を仕入れなくとも、おしゃれなデザインのページを運営している人々が増え始めているということに。

これはもう、ずるいレベルですっ! 幼稚園生なら、「先生、○○ちゃんがズルしてますっ!!」と走っていきたくなるレベルです。(注:幼稚園児の私は「え・・・💦」と思いながらも言えないタイプでした(笑 )

それが今お世話になっているWordPressというCMS(Webページのデザイン、構成をまるっとマネージメントしてくれるシステムとして働いてくれるソフトウエア)

つらつら記事を書き連ねる系のブログにも使えますが、

企業のホームページとして、固定情報を表現するものにもバンバン使われていますね。

今や国内80%のシェアともいわれる、これ(Word Press)を使うのは、”私の40万円なんだったの感”が増しそうで気が進まなかったものの・・・

このページはWordPressのシステムでできております(笑

さらに、今やもう、特に隅から隅までこだわりたいわけでも無いし、これでいいよね~♪という心境になってしまっております。

ただ、やはり使っていく中で時々起こるちょっとした調整問題の解決のしやすさを考えれば、私の40万円投資、思ったほど無駄ではなかったかも!? と、じわじわ思い始めているので、

Webデザインの一般知識は、自動ツールを使う上でも役立ちますよー♪と笑顔で言っていた学習カウンセラーさん(営業さん!?)の言葉は、本当だったようです。

そして、2024年 -さらに今どきのWebサイト作成

そしてさらにIT民主化は進み・・・

最近は、WixJimdoペライチなど、インターネット上の操作だけでページ作成ができるWebツールを使えば、いくつかの簡単な質問で用途やイメージを指定して、用途別に用意されている様々なおしゃれレイアウトが利用できたりすることはもちろん、

さらに、登録含め5分ほどでAIさんが無料でオリジナルWebサイトを作ってくれたり、というものすら出てきております。(ただ、さすがに無料機能には制限が多く、ページ構成を規定以上に複雑にしようとしたりすると、有料版をゲキ推しされたりしますが💦)

作り手が、さらなる自由を追求すべく、ページのベースになるWeb言語の記述部分から作りたい派だとしても・・・

Chat GPTなどの生成AIが、“○○な感じのサイトをHTMLとCSS使って作ってください”といった指示で、”○○な感じ”のスタイルが実現できる呪文・・・ではなく、ソースコードと呼ばれる、必要なWeb言語(この場合HTMLとCSS)の構文の集まりを、すい~っと出してきてくれるというサービスも登場しておりまして。

もうね、3行ワープロと電話回線で、文字だけのパソコン通信という世界の記憶がある管理人にとっては、

完全に別世界

そして、下がったハードルに促され、今日も膨大な数のページが世界中で日々量産されているわけなので・・・

どなたかでもこの記事にたどり着いてここまで読んでいただけているというのは、

たぶん奇跡、ですね☆