失われた30年、て、どんなだったっけ?

  • 2024年2月25日
  • 2024年2月26日
  • 投資

34年ぶりと言われる日経平均株価最高値更新と共に意識されることが増えた、ディスコで扇子を振り回している映像が印象的なバブル期(昭和♡)。

その絶頂部分を、リアルタイムで目撃させていただいた管理人です(`・ω・´)

はじけて以来、世間で言われるところの”失われた30年”を区切りとするならば、ほとんどの時間を会社員として過ごした管理人、個人的な体験を元にその日々を振り返ってみようかと思います。

バブル絶頂期入社

私が会社員になる少し前から世の中バブっていたはずですが、個人的には諸般の事情により絶賛家庭が緊縮財政モードに陥ってしまっていたため、長らく、なんの恩恵も受けてはいなかった気がしていたものですが、

良く考えれば、当時は概ね労働者の賃金も高まっていて、今よりもお金が普通の人々の間でも回っていたハズなので、

もしかしたら、世の中バブっていなかったら、さらに食べ物にも困っていたかもしれないかもねー、ということに、ごく最近思い至りました💦

そんなバブルの絶頂期、その波に乗ってイケイケ状態の金融系会社(系、との表記でお分かりかと思いますが、当時で言うノンバンクですw)に紆余曲折あって一般職正社員として滑り込んだOL、短大卒20才のお給料は

基本給は大手銀行ほどではなかったのでしょうが、それなりにあり、年間ボーナスは基本給7か月分ほどだったかと。

ハラハラドキドキの緊縮財政モードだった家庭にも、春が来た~♡(財政的にはw)なんていう感じでした。

バブル絶頂~弾ける××秒前!?

前述のとおり、緊縮財政モードな家庭状況だったにもかかわらず、管理人、日常業務で接する範囲外の経済のことなど微塵も分からず興味も無く

そういうことは「仕事の鬼」世代のお父さんたち(実は当時の彼ら、概ね今の私よりも年下なんですネ・・・)が難しい顔して考えることだと思っておりましたので、

今日もこんなに伝票あるっ!端末混雑してるし、なんか焦るわー、先輩怖いわー、なのに、なぜか眠いわー、などと考えながらコンピューター端末の決まった枠の中ににひたすら数字をカタカタ打ち込んだり、伝票を処理したりする日々を過ごしておりました。

いやもう、ゆるして~、というほどの契約が成立していくのですよ。毎日。

そして、当たり前のように毎月うれしい支店の達成報奨金♪が出るのですよ。
(使い方で揉めることはよくありましたがw) 

といったかんじで、なにかしら表彰や、報奨金がいただける機会も多く、

そういった状況だったので、自然と、

余暇に、接待に、高級外食だの、道具やウエアで費用がかかりそうな、スキーだのテニスだの、旅行だの

管理人含め、みなさんせっせといろいろ出費の多そうな活動に走りまして・・・

さらにお金を回しておりました☆

雰囲気の変化はわりと突然やってきた

後輩さんも増え、年々同期女子社員と共に女子社員勤続年数平均を伸ばしつつ緑色のチラチラする文字と罫線だけのブラウン管ディスプレーの端末で、しばしば起こるフリーズと戦いながら、ひたすら契約書入力や、顧客情報の入力などをする日々を過ごしていたある日。

いつも通り華やかイケイケオーラをまとって外回りに出かけた営業マン(当時は○○マンという男性前提の呼称が当たり前♪)の雰囲気が、帰社時にはめちゃくちゃ陰鬱な感じの雰囲気に変貌していたことがありました。

その時は、分からないながらも、何か異常なことが起こったんだろうなとだけ思った管理人だったのですが、

そのあたりから、サークル活動の補助金が消えたり、ボーナスの支給基準の月数が下がったりしつつ、明るくゆったりした雰囲気から、厳しく余裕のない雰囲気へと変化していったと記憶しています。

”失われた30年”前半

こうして、経済記事などで言われるところの、”失われた時代”がスタートしてからというもの、

異業種ではありますが、出勤後、1時間ほど外出している間に、会社が倒産して事務所立ち入り禁止になってしまったという知人の話なども聞こえたり

わが職場も、特に住宅融資関係や、不動産関係、株券担保の貸付などを扱う部署などの雰囲気が・・・かなり辛いものとなっていたり、してはいましたが、

ありがたいことに、会社にはいろいろと売却できる資産があったようで、いきなり倒産ということにはならず、

給料や福利厚生が、毎年ジリジリと減っていった印象です。

~崩壊後のわが職場の流れ~

業容縮小の途中、デキる系の営業マンなど、業界内他社ですぐに需要がありそうな方々の大量転職があったりして、

あー、この会社は緩やかに倒産していってるなと、ビシビシ感じたとしても、

管理人含め、とりあえず辞めないよというのが一般的な感じで、

右肩下がりの会社あるあるなのでしょうが、

ノルマのハードルは着々と上がりつつも、それなりに、通常モードで回っている感は保っているといったサイクルに。

もちろん、入社時に聞いていた5年勤続や、10年勤続の社員に与えられるという海外慰労旅行(←バブルらしい企画!)などはスパっと廃止になりまして、

トータル約14年半ほどお勤めした管理人の在籍中に、会社が海外旅行に連れて行ってくれる企画♡が復活することはなかったのでした。

~それぞれの選択~

前述のように、いち早く方向転換して、転職に至った方もそれなりにいらっしゃいましたが、

バタっと倒産するまで居るほうが、その後の失業保険受給が早まるかも?だったり、

(職責の範囲内で)頑張って働いていれば、そのうち会社がなにか方向転換して、盛り返せるかもしれない?だったり、

とりあえず態度保留、だったり

考えは様々でしょうが、残っている方々はたくさんいらっしゃいまして。実際、

とりあえず居続けているうちに、

事業部ごと売却され、受け入れ先次第では、退職金を貰った後、別会社の社員として、慣れたお仕事を続けることができたということもあったりして、

残っててよかったわ~、となったケースもあったので、この場合態度保留は、なかなか良い選択だったりもしたわけです。

~そして管理人の場合~

ちなみに管理人は、

当面はとりあえず続ける派を何年にもわたり続けていたのですが、

顧客獲得ノルマに追われる日々を送っていたある日、なんだか心身が辞め時を訴えている気がしまして・・・!?

大規模な拠点統廃合のタイミングで、退職いたしました。

“失われた30年”後半

前述のとおり、よく言われるところの”バブル崩壊後の失われた30年”、の、半分は、管理人もまさに失われ感を味わうことが多かったわけですが、

その後、人づてにご縁があった職場で16年ほど過ごす中で、良くも悪くも、また違った景色を見ることとなり・・・

”儲かっているときの”小規模企業の、一気に月額数万円単位の昇給(一瞬でしたがw)なども体験したので、

今となっては、

やっぱり、”失われた”と銘打たれた時代にも、部分的な業界バブルというのは、あったりするのですよね~

などと、思っています。

振り返っての感想

そんなイケイケな時期に社会人デビューした管理人。振り返れば、基本的にあまり外に出たいと思わない性格だったにもかかわらず、

スキーだ、テニスだ、パーティーだ、海外旅行だと、楽しいんだかツラいんだかわからない勢いでお付き合い消費をしまくっていた自分が、今となっては不思議に思えます。

ただ、それはそれで、

その後一人暮らしドケチ生活と同じく、”今しかできないことやるぅ~っ”という感覚でやっていたので、

SF風に言ってタイムリープで当時に戻ったとしても、同じようになってしまう自信は・・・あります(笑

そして今回のバブル・・・

いつのまにかアラフィフも通り過ぎたワタクシ、今回の日経平均株価バブルでは、

昭和バブル崩壊で、株の含み益の儚さを目の当たりにしてしまったこともあって、投資金額を増やしてまで乗っかろうとも思えず、今のところ、さほど恩恵を受けてもいないわけですが(笑

今後の展開によりバブリーマネーの端っこでもゲットしたあかつきには・・・

ほんのり夕食のおかずをグレードアップしてみようかと思います!

昭和バブル越え騒ぎの日経平均と並ぶ重要指数、TOPIX

Google検索窓に”TOPIX 30年”と打ち込んでたどり着いた
日本取引所グループ株価指数ヒストリカルグラフ -TOPIX (東証株価指数)- 月足チャートを、チラ見するに、

TOPIX=東証株価指数=日本の株式市場を広範に網羅する指数は、

バブル越えどころかようやく、昭和バブル崩壊後、何回かあった高値水準まで戻ってきたところです。

というわけで、日経平均に強く寄与している銘柄ホルダー以外の株ホルダーは、管理人含め、そこまで恩恵を感じるところには達していないといった感覚の方が多いのではないかと。

しかも、今後日経平均ピーク超えからの暴落、ともなれば、きっとそれに連れて全体的に下がってしまうのでしょうし💦

ただ、もし、次第に広い範囲で株価上昇するという展開になれば!?
株持ってるだけでウハウハ人口”が増え、再びの・・・!?

というシナリオも、ゼロではない、のかもしれない・・・のか・・・も・・・ 

(にしても、それはそれで、売り時どうする? となるのでしょうが(笑 )