小麦粉発掘からの・・・毎日スコーン

 〇 小麦粉を発見💦 〇

近年は時間を気にすることなく料理ができるので、基本的には食材を無駄にすることはほぼ無くなったのですが・・・久々にこのようなものを発見しまして💦

 ・冷蔵庫の野菜室の隅に眠っていた小麦粉(薄力粉)900g
未開封ながら、賞味期限は1年半前

 ・昔、煮豆を作ったときに買って残ったと思われる食用重曹
個別包装部分は一応未開封ながら、賞味期限は9年前

以前なら、いずれも”油ギトギト”部分のお掃除資材になるコースですが・・・

いろいろWebでの体験談や、質問コーナーなどを漁ったところ、賛否あるものの、食べられなくもない気がしてきまして。
保存状況からして、虫やカビからは守られているハズなので!

ちょっと試してみようかなということで、試しにスコーンを作ってみたところ、大丈夫そうだったのでそのまま連日作り続けております。

〇 なぜスコーン? 〇

薄力粉を使うといえば、揚げ物の衣、ケーキ、ドーナツやクッキー、薄力粉パンといったところ。

揚げ物はほとんどしないため、衣で消費するとなると、さらに古さが上乗せされそうなので、

ケーキ、パン類にしましょう♡と、ちらっとWeb検索などを始めたわけですが。

IT系動画同様、製菓、製パン系についても、情熱的なベイカー系のブロガーさん、YouTuberさん、おうちベーキング愛好家さんの作り方記事や動画が山ほどあり・・・

一般家庭でもできる素敵レシピの世界が果てしなく広がっております。
ホームベーカリーも普及し、コロナまん延騒動からのおうち時間増加の影響もあるのか、んも~っ、ホームベーキングする人多すぎっ(笑 

ただ、今回はなるべく手間のかからないもので、期限切れの小麦粉と超期限切れの食用重曹をおいしくいただきいという趣旨なので・・・

バター入りだが、クッキーほどバターをたくさん使わなくて済む
レシピによっては調理時間30分(実働時間20分ぐらい)程度でできる
ベーキングパウダーや、イーストがなくてもできる
・ジャムやはちみつを塗っておやつにできるだけでなく、甘くない系なら食事パン代わりにもなる

といった理由で、クイックブレッド系の超人気レシピ、スコーンに決定~っ♪

〇 みなさんどんなものを作っているの・・・? 〇

スコーンといえば、本場イギリスでは、”スコン”という人が多いという、アフタヌーンティーの時に出され、2つに割ってクリームやジャムをつけて食べるお菓子で、

日本でも、ちょっといいホテルや、本格的な紅茶を出すカフェなどでもお見掛けしたりする円筒形のお菓子ですが

スターバックスやタリーズなどのカフェにあるような、三角でモコモコした甘くてしっとりしたものも。

いずれにせよ、外食でお見かけするかぎり、なんだかおしゃれなイメージが。

とりあえず再度Webで”スコーン”に絞って検索するも、やはり山ほど出てくるレシピ記事やレシピ動画たち。

円筒状のもの以外にも、四角だったり、三角だったり、トッピングや混ぜ込みでナッツやドライフルーツのみならず、フルグラや、ハーブティーの出し殻も登場、ナッツ、チーズとハーブなど、塩味系のものも・・・

究極のお手軽レシピとしては、ホットケーキミックスを、少なめの水分で、もっさりした生地に仕立てて、スコーンの形にして焼くというものなどもあったりします。

本場からの発信もいろいろあり、

イギリス在住の方や、イギリス出身の方の、なんてことはない日常動画の一つとしてレシピが紹介されているものもあったりしまして、

どうも、現地の一般的な家庭での、スコーン作るぞっ💦というテンションは、日本で言うと、「さ、だし巻き卵作るかな~、」ぐらいなカジュアルさとお見受けしましたw 

〇 我が家には食用重曹しかないのだが・・・? 〇

はてしないレシピの海の中には、今回の我がニーズに合いそうなものもいろいろありましたので早速参考にしまして・・・いざ作成♪

と、ここで一つ関門が。

ほとんどのレシピは、生地の発泡にベーキングパウダーを使ったものなので、これを我が家の戸棚に眠っていた食用重曹に換算するというところです。

そもそもベーキングパウダーは重曹をベースに、(なるべく失敗しないように!?)反応調整のための成分を追加してある素敵なお粉なので(笑 

ベーキングパウダーの母!?とも言えよう我が家の食用重曹を使えば、生地のふくらみぐあいはベーキングパウダーを使った時とは微妙に違えども、それなりのものはできるハズと思い、早速Web上の記事などで調べ始めると・・・

いきなり出てきた説が、
レシピに書かれたベーキングパウダーの分量は約半量の重曹に置き換えられる、というもの。

ふんふん。

しかし。いろいろなレシピを参照してみますと、小麦粉に対するベーキングパウダー割合が7%等、かなり多めに使っているものもあったりします。

発掘した超古い食用重曹の箱には、確かに粉重量の3~4%使うと書いてあるので、ベーキングパウダーの半量ということなら、まあ範囲内なのかなと一瞬思ったのですが・・・💦

その後別の重曹メーカーさんの説明や、ベーカー系ブロガーさんたちの検証記事などを参考に、

単純にベーキングパウダーの半量とするのはやめまして、ここの部分に関しては独自ルールで対応することに(`・ω・´)

独自ルールの作りにあたってとりあえず参考にした情報、

・重曹は小麦粉重量の1.5パーゼントほどもあれば膨張効果あり
・焼いた後、反応しなかった分は苦みになる。2パーセント以上入れても、生地の茶色みと苦みが増すだけの可能性高し

といったことから、重曹の量は ” 小麦粉重量の1.5%前後 ルール優先で取り入れることにして、やっとマイ基本レシピ決定~☆

〇 とりあえず作ってみるところからの・・・ 〇

とりあえず一人分の量でやってみることに。
(管理人がアレンジのベースにしているレシピはコチラ→

ということで、スコーン無限アレンジの世界へ~!(^^)!

〇 しばらく迷走・・・ 〇

Day1
なにも考えずにとりあえず・・・スコーンらしく成形して、断面を出す、など意識してないので、スコーンというより、パンに寄りまくり💦
重曹独特の苦み?は、特に感じません。(味覚が鋭い方は、もしかしたら・・・?管理人、想像するのみですが)

Day2
冷蔵庫に眠っていたハーシーズのチョコを入れてみたり

Day3
レーズンだったり・・・

Day4
前日作ったかす汁で使った酒粕の残りを入れて、一口サイズにしてみたり

Day5
半量ずつ(かなり適当)別々に作って・・・ココア生地のシマシマにしてみたり(これはもう、別モノ(笑 )

Day6
野菜の抜型で成形するも、なんだか小さい・・・そして、色付きすぎたのもあり、見た目だけ、ほぼクッキー(笑 
なんとなく思い付きでテーブルロール風の成形をしたものの、よくわからない形になった上に、見た目テーブルロール風なのに、外側サクサクの歯ごたえに戸惑うという展開。

Day7
ヨーグルトやクエン酸などが重曹の苦みをさらに和らげるという説を発見して、ジュース用に使っていたクエン酸粉末を重曹と同量ぐらい入れてみたところ、入れる量が多すぎたのか、水分が多すぎたせいなのか、いきなり重曹が反応し始めて泡を出しまくり、焦って成形が適当になってしまったり・・・

〇 失敗を糧に、オトナに成長・・・!? 〇

そしてさらに数日が過ぎ・・・
水分多すぎを警戒しつつ、”耳たぶよりやや硬め”をキープしながら”断面を意識して成形“しまして・・・
四角いスコーンらしい感じの仕上がりに♡
おおっ! 最初からこうしておけばよかったんですね(笑。


〇 当初の目的は達成!?・・・その後 〇

いつの間にか期限切れ小麦粉さんはすべておいしく消費され、気が付けば野菜室の小麦粉さんには、新たな仲間も増えており・・・

全粒粉入れ、強力粉入れ、砂糖抜き、チーズハーブ、ナッツ、ヨーグルト配合など、1人前わがままスコーンアレンジがほぼ日課となっているのでした(`・ω・´)

体験まとめ:
英国のティータイムのお供として有名なスコーン、作り慣れると作成時間30分程度でできる説、レシピ次第では本当

・期限切れ1年半モノの薄力粉や、戸棚に眠っていた期限切れ9年モノの食用重曹、未開封状態だったのが良かったのか、おいしくいただけました!

多くのレシピで使われているベーキングパウダーは、食用重曹で代用でき、ちゃんと膨らみます♡が、苦み防止のため、量には気を使ったほうが良さそう・・・